教科書問題

教科書も読まずに批判するとは
 そもそも、歴史を記述する際の「バランス」とは何なのか。 例えば、現行の8社の中学歴史教科書のうち、扶桑社以外の7社の教科書には菅原道真二宮尊徳東郷平八郎といった人物についての記述がない。昭和天皇柿本人麻呂が登場する教科書も、それぞれ扶桑社を含め3社に過ぎない。 これらの人物には全く触れないまま、朝鮮独立運動に参加した柳寛順(ユ・ガンスン)という少女を取り上げている教科書もある。 扶桑社の教科書を批判する一部マスコミは、こんな教科書の方が「バランス」がとれているというのだろうか。