復活への道

イメージ回復のため、山崎氏は補選が決まった昨年九月以降、有権者との「直接対話」を続けてきた。重ねた座談会は千回超、握手した有権者は二万人に上った。

これでYKKの両翼が国政に復帰した。
加藤紘一と同じく、天下国家を論じるのを控え、地元の声に耳を傾けドブ板選挙で這い上がってきた。三人の中で最もエキセントリックな男がストレートに宰相の座を射止め、エリート的なポジションだった二人が大きく迂回しながら、またその軌跡に戻った。