併読中

『大仏破壊』高木徹
 戦争広告代理店を書いたNHKディレクター。前作に比べるとちょっと濃度は低いかな。それでもやっぱし面白い。業務としての取材とこういう仕事が両立するっていうのは本当にうらやましい。
『戦争における人殺しの心理学』デーヴ・グロスマン
面白いです。前線の真実というものは伝わりづらいものだ、と。勇猛果敢なばかりではない戦士という人間の姿が見えます。
安全神話崩壊のパラドックス
JRとかいうんじゃなく、治安すなわち犯罪を統計的に見る。治安の悪化、凶悪化などという言われ方が実態をともなわないということを、統計の裏にひそむ事情をほぐしながら解読していく。手法としては「反社会学講座」とか「社会調査のウソ」とかぶる。