北の食糧事情と国際戦略

 【北京1日共同】北朝鮮が今年の穀物生産について、食糧難が深刻化した1995年以降で最高となる500万トン近くに達するとの見通しを最近、中国に伝えていたことが1日、分かった。また、北朝鮮は田植えなど農作業が本格化した今春以降、都市部の労働者や住民を支援のため組織的に農村へ大量動員しているが、援農のため減税措置を講じ、労働意欲向上を図っているという。中朝関係に詳しい複数の消息筋が明らかにした。

 6カ国協議の決着を受け、北朝鮮はWFPによる食糧支援について「もはや必要ない」と打ち切りを打診した。これについて以下の記事では国際機関による諜報活動、内部情報収集を排除する狙いがあるとしている。

 だとすれば、上記の記事で伝えられる穀物生産の伸びにも何らかの意図があるとみるべきなのか。