ヨルダン・メモ

  • 産油国。国内にめぼしい外貨獲得手段がなく、本質的に脆弱。
  • 経済はイラク市場に大きく依存(特に石油輸入に関しては全面的にイラクに依存)していたため、イラクに対する武力行使の影響によりヨルダン経済は大きな影響を受けた。
  • 2003年の米軍等による対イラク武力行使に際しては、ヨルダン政府は国民の親イラク的感情を配慮し、平和的手段による問題解決を唱える一方、ヨルダン防衛の目的で米軍部隊の駐屯を許可する等対米協調にも腐心した。
  • ヨルダンにおけるパレスチナ系国民の割合は全人口の約7割に至っている。このためパレスチナ問題の動向は、パレスチナ系国民を通じヨルダンに大きな影響を与え、同国の国益に直結する問題である。1988年に西岸との法的・行政的関係を断絶して以降、パレスチナ占領地におけるパレスチナ国家樹立による問題の解決を一貫して支持してきた。

  (参照:外務省: ヨルダン概況