自閉症裁判』読了。

触法精神障害者を巡る、警察と司法、メディアの「無理解」。福祉行政の「不作為」。
自閉症という障害を顧みることなく、淡々と捜査、司法手続きに乗せていく。
精神障害者の犯罪となると、すぐに「刑事責任」という枠組みでとらえるマスコミの視点ではすくいあげることのできない問題を、公判と関係者の目を通してつぶさに追う。

現代思想』増刊ブックガイドより、ピックアップ。