2005-07-02 ■ 『自閉症裁判』読了。 触法精神障害者を巡る、警察と司法、メディアの「無理解」。福祉行政の「不作為」。 自閉症という障害を顧みることなく、淡々と捜査、司法手続きに乗せていく。 精神障害者の犯罪となると、すぐに「刑事責任」という枠組みでとらえるマスコミの視点ではすくいあげることのできない問題を、公判と関係者の目を通してつぶさに追う。 『現代思想』増刊ブックガイドより、ピックアップ。 『現代政治の思想と行動』丸山眞男 『人間の條件』五味川純平 『真空地帯』野間宏 『俘虜記』大岡昇平 『死霊』埴谷雄高 『自覚について』西田幾多郎 『茶の本』岡倉天心