ビデオ2本

『ライフ オブ デビッド ゲイル』
死刑反対運動のリーダーを務めていた男がレイプ、殺人で死刑囚に。執行までの3日間、独占インタビューを引き受けた女性ジャーナリストが事件の真相に迫る。

ややネタバレ。


 死刑制度の是非は題材として横たわっているが、特に映画そのものにメッセージ性はない。
 強いて言えば生死を分かつ切迫した状況がその二つの結果としての重さを焙りだしている。同時に、死を受け入れるというレベルを超えて、積極的に『死ぬこと』に意味を見出しそうとするパラドキシカルな心理状態を映し出すことで、机上の論理としての死刑賛成、反対の虚ろさを突いている、と見ることは可能だろう。
 名誉ある死は自律的であるということ。
 儀式は残されたものを癒すためにある。

『ハリウッド殺人事件』

さらに

『闘えない軍隊』半田滋/講談社+α文庫
のだめカンタービレ